約 545,809 件
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2333.html
雪原のまりさ 3KB 自然界 現代 愛護人間 3作目 虐待も無くかなり短いです 『雪原のまりさ』 虐待されません 俺設定 短いです 3作目 一面の銀世界をポインポインと跳ねながら進むまりさ 本来ならゆっくりと言う生き物は越冬に入り雪原で見る事はできない 陽も傾き気温もさらに下がってきた。 ゆっくりに限らず生き物が活動するには辛く危険な時間帯にさしかかる。 『ゆゅ・・・しかたないからきょうはここでのじゅくさんするんだぜ』 まりさは雪でこんもりと盛り上がった部分を見計らって中腹を掘り始める。 雪にトンネルを作り奥の空間の周りを広げて居住スペースを作った。 簡易に造られたかまくらの中で風雪を凌ぐ、寒さ対策に帽子の中から薄いシーツのような物を取り出し身体に巻きつける。 NASAで開発された新素材の毛布は保温に優れ氷点下の世界でも体温を維持する事が可能だった。 野良のゆっくりがこの様な道具を所持しているはずもなくこのまりさは飼いゆなのだ。 まりさは飼い主のフリーカメラマンのお兄さんと一緒に世界中を回る旅に連れて行ってもらっていた。 世界にはまりさが見た事もない物で溢れている。 お兄さんとの約束で着いた土地をまりさ一匹で回り自分の目と肌で感じるようにしていた。 百聞は一見に如かずがお兄さんの座右の銘らしい まりさはかまくらの中でお兄さんから持たされた携帯食料を食べながら今日見た事を思い出す。 『ゆきさんのなかでもたくさんのどうぶつさんがいたんざぜ・・・・ うさぎさんはいったいなにをムシャムシャしているのかだぜ?』 まりさには雪の中では食料を見つける事が出来なかった。単独で土地をまわりそんな疑問を一杯に抱えてお兄さんの下に戻ったら教えて貰うのがまりさの旅の楽しみである。 まりさの帽子には発信機が取り付けてあり2日もするとお兄さんが探しだして保護してくれる。 大自然を生きていく術はお兄さんが教えてくれ、足らない部分は人の道具で補う事もできるようになった。 朝を迎えたまりさが埋まった入り口を堀開けて感動に驚き震えた。 キラキラと空に光り輝く何かが舞い、その景色はこれまで旅をした中でも飛び切りの風景であった。 『ゆゅ~これはきれいなんだぜ~』 快晴の青空に舞うダイヤモンドダストは寒さには弱いゆっくりには恐らく一生見る事はできない風景である。 また一つお兄さんへの質問を増やしまりさは次の場所へ移動を始めた。 雪は音を吸収す為に耳痛いくらいに静かすぎる。静かで一面真っ白の中で艶やかにに存在を周囲に知らし見せる紅い物を遠くに見つけた。 近くに寄ってみるとそれは紅い花であった。 まりさの知識の中には冬に咲く花はない、牡丹や椿は冬に咲くのだがゆっくりには見る機会がないので仕方がないと言えよう。 いくら綺麗な景色であっても防寒暮なしでじっとしていれば凍えてしまう、一応ゆっくり用に作られた服は着てはいるが寒いものはやはり寒い。 昼食を食べながらそろそろ迎えに来てくれるであろうお兄さんを待った。 何から聞こうかなとまりさはワクワクする。 同じ土地でも季節が違うだけでこれだけ変わるのだから、まだまだ世界には知らない事が溢れている。 色んな事を見たい!知りたい!感じたい!そう想うだけでまりさは胸高鳴るのであった。 ザックザック 静かな世界に足音が聞こえる。 「まりさーおーいまりさー」 まりさを呼ぶ声がする。 『ゆゅ?おにいさーんまりさはここだぜーここにいるんだぜー』 スボ 『ゆゆ?ゆゅ?』 ピョンピョンと飛び跳ねながら応えるが跳ねる度に身体が埋まり逆に見付け難くなってしまった。 雪原にぽつんとまりさの帽子が残る。お兄さんは笑いを堪えながらそっと雪を掻き分けまりさを持ち上げた。 「どうだったまりさ?寒かったろう」 そう言うとお兄さんは毛布でまりさを包み懐に入れてやる。人の体温は雪ですっかり冷えていた身体には心地良い暖かさであった。 『ただいまだぜおにいさん』 「おぅ!おかえりまりさ」 少しすると一杯聞きたい話しがあったはずなのに暖まると疲れもあってか急にウトウトしだすまりさ。 お兄さんはまりさの寝顔を写真に収めると満足気に懐に大事に抱えて下山していった。 「次は何処に行こうかなまりさ?」 懐で寝ているまりさを撫でながら呟くお兄さん。 まりさは夢を見ていた。お兄さんとまた見た事もない世界を旅する夢を・・・・・ お付き合い頂きありがとうございました。思いつきで書いたのでただでさえ短い文がさらに短くなってしまいました。 駄文・誤字あろうかとは思いますがご容赦下さい これまで書いた物 ふたば系ゆっくりいじめ 1097 ゆ虐ツアー ふたば系ゆっくりいじめ 1111 ゆ虐ツアー お宅訪問編 挿絵 by全裸あき トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 挿絵が( ・∀・) イイネ! -- 2014-09-26 18 11 21 ↓↓↓まりさがばん解して倒す。 -- 2013-07-18 01 39 35 ↓↓ゲス野良なんか越冬失敗して凍ってるだろ -- 2013-07-10 23 22 28 ↓いや、動物は冬眠しているでしょ -- 2013-06-23 22 16 31 お兄さんはまりさが野生動物やゲス野良に襲われたらどうするつもりなの? -- 2012-09-18 03 17 46 世界を見た饅頭が最後の時に餡子脳に残る 物は何なのか知りたいな 美しい世界か醜い人の争いかはたまた所詮餡子脳なのか・・・ -- 2012-08-31 10 44 42 普通にいい話 -- 2010-07-26 02 16 10 こういう話いいな。 -- 2010-07-15 05 06 01 良いね。絵もいい雰囲気だ -- 2010-07-08 12 34 32
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1111.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 525 犬/コメントログ」 犬は餡子を食べるとぶつぶつができるよ。犬さんが可哀想だよ -- 2010-06-18 11 55 22 良い子のみんなは犬さんに餡子を食べさせちゃだめだよ。マジでな。 -- 2010-06-25 02 21 18 チョコクリームのちぇんだったら永遠にゆっくりしてたかもしれないよ! -- 2010-06-25 02 42 05 犬は甘味をあまり感じないってNHKでやってたよ。 -- 2010-07-09 05 20 40 いぬさんは甘いもの大好きだよ。でもねこさんは甘み感じられないよ。 家の犬と猫で実践してみたから間違いない。 -- 2010-08-12 03 19 46 うちの猫甘いもの好きだよ -- 2010-09-13 14 01 58 好きとか感じないとかえろいよー ここはかんそうかいたりするんだよー。おもしろかったよー -- 2010-09-14 02 33 57 犬にチョコレートのちぇんは毒物だしなぁ。 猫が好きなのは脂肪分なので生クリームとか大好き。 動物は人間と違って食べれない物が有るから飼育は大変だよね -- 2010-10-13 21 48 16 ↓揚げ足取るが人間が食べれなくて他の生き物が食べられるものもあるぞ 人間と食べられるものが違うから動物の飼育は大変だ、ならわかるが -- 2010-11-12 19 24 51 ↓それもそうか。人間中心の考え方&間違った言い方だったね、すまぬ。 動物と人間の食べ物の違いによる注意点とか解れば良いんだが… 犬猫は多いけど、熊とかは殆ど無くて調べ難い… -- 2010-11-13 21 20 10 ↓確かに…熊とはぜんぜんわかりませんよねー -- 2010-11-26 05 05 32 熊はハチの巣を好んで食べるとか聞いたような…。 甘いの好きなんじゃない? -- 2011-01-21 22 34 42 こまけぇこたぁいいんだよ! -- 2014-03-06 03 07 50 架空のものにマジレスしてんじゃねーよ糞餓鬼共 -- 2014-09-12 23 08 24 ゆっくりできるとても良いお話だったどぅー☆ 面白かったどぉー♪ -- 2015-03-30 19 06 00
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2691.html
※オリジナル設定あり ※虐待は極端に薄め ※登場人物はfuku1814.txtの人間と母ゆっくりさくや 「おーい、さくや~?」 仕事に行くまでのゆっくりしたひと時を、ペットのゆっくりさくやと一緒に過ごそう。 そう思った俺がそのペットの名前を呼ぶと、そいつはすかさず飛んできた。 「なんでしょうかですわ、だんなさま!」 無駄にキビキビ動きやがる。ゆっくりのクセにゆっくりしてない奴だ。もうちょっとゆっくりしろよ。 ちなみにこのゆっくりさくやだって普段はわりとゆっくりしている。 ゆっくりのクセに他のゆっくり(特に子ども)の世話が趣味という変わったところはあるが、基本的にはゆっくりらしく振舞っている。 じゃあ、何故今こんなにゆっくりしていないかと言うと・・・さっき、俺が名前を呼んだからだ。 さくや種は名前を呼ばれると従者モードと呼ばれる「出された命令を必ず実行しようとする」という変なモードに突入してしまう。 しかも、このモードのときの記憶は曖昧らしい。だから・・・ 「さくや、これを一気に食べろ」 と言って、魔王ジョロ○アを一袋丸ごと渡すとしよう。 すると命令通り一気に食べるわけだ。ただし、従者モードのうちは辛さを感じていても全く反応がない。 任務達成した自分を褒めろといわんばかりに澄ましつつもどこか得意げな表情でふんぞり返って「どうですわ!?」などと口走るだけだ。 これはこれでウザいのでとりあえずご褒美にデコピンでもくれてやることにしよう。あべしっ! 「ゆぎゃ!?」 デコピンの衝撃で正気に戻ったらしい。相変わらず解除条件のよくわからんモードだ。 「な、なにをするで・・・すわぎゃああああああああああああああ!?」 で、正気に戻るとジョロキアの殺人的な辛さの前に悶絶する羽目になる。 「おーい、どうかしたかゆくや?」 ゆくやというのは普段従者モードにさせたくない時の呼び方で、あだ名みたいなもんだ。 「ゆぎいいいいいい・・・み、みず・・・ですわ~・・・」 仕方ないな。しかし、主人をこき使うとはなんてメイドだ。 「はい、ミミズ」 「ち、ちがいますわあああああああああああああああ!!」 顔を真っ赤にしてごろごろと転がりながらもしっかり突っ込むゆくや。 見ようによっては楽しそうでもある。いや、実は楽しいに違いない。そういうことにしておこう。 「仕方ないなぁ・・・ほらよ」 「ゆ!んぐんぐんぐ・・・・!!」 ところで辛いものを食った後に水を飲んだら余計辛く感じたとか、喉の奥がひりひりしだしたなんて経験のある人はいるだろうか? 「それじゃ、いってきます。良い子にしてろよ、ゆくや」 そう言ってゆくやの頭をなでてから、さっさと仕事場に向かう。 家を出たところで、ゆくやが再び悲鳴を上げるのが聞こえたが、仕事に遅れるわけにもいかないので聞かなかったことにした。 ---あとがき--- たまには虐待分薄めのもということで 【登場人物紹介】 甘味処お兄さん:23歳独身。ゆっくりはわりと好き。 ゆっくりさくや:珍種。あんまりゆっくりしていない。 ゆっくりいじめ系620 ゆさくや4? このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1901.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 909 ちょっとした憂さ晴らし/コメントログ」 ゆ虐開運法? -- 2010-07-09 21 42 41 良かったね!良い事すると良い事が返って来るものなのですよ、ゲスのしんぐるまざー(笑)駆除お疲れ様でした 出来れば子ゆと赤ゆも壮絶に虐待して欲しかったです -- 2010-08-06 03 00 31 子れいむが静かすぎるのが気になった -- 2010-08-06 12 58 13 騒がしくしてても食べ物を前にしたゲスシングルマザーには聞こえないだろうな -- 2010-09-11 04 50 11
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1189.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 563 エコを目指す加工所/コメントログ」 ほー、なるほどなぁ。ゴミ処理できてバイオエタノールになるし上手いな。 -- 2010-10-16 20 08 15
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1325.html
極上のすっきりプレイス 14KB 制裁 差別・格差 実験・改造 群れ れいぱー 「餡子ンペ09」 ありすは傷付いていた。 それは、全身に受けた制裁の痕ばかりではない。 むしろ、身に覚えのない罵詈雑言こそが、深いものを残していた。 「れいぱーは、しね!!!」 饅頭どもは口々に、そう言い放った。 生来、ありすはゲス行為に及んだことはない。 れいぱーなど、もっての外だ。 そんな真実を述べた所で、制裁という名の暴力は止まなかった。 ありすは傷付いていた。 それは、もう歩けないほどに。 思わずよろめいた先で、何かに当たった。 「お前は、れいぱーか?」 人間の足だった。 ありすは見下ろす視線を見上げる。 夕暮れの逆光で、男の表情はよく分からない。 「ちがうわ、おにーさん」 「信じられないな」 「みんな、そういうのよ。ありすはみんな、れいぱーだって」 「・・・その傷は、制裁を受けたのか?」 「ちがうわね。せいさいっは、わるいゆっくりにやることよ。 ありすは、れいぱーじゃ、ないわ」 それだけ言うと、ありすはその場にへたり込んだ。 力をなくした生き物を、人間が、持ち上げた。 顔と顔が、間近に迫る。 「俺は飼いまりさを、れいぱーに殺された」 「そう。・・・ありすを、つぶすの?」 「その前に、ひとつだけ聞こう。れいぱーが、憎いか?」 「そうね。こんなめにあったのは、ぜんぶ、あいつらのせいだもの。 れいぱーをつぶしたら、どんなにとかいはかしら・・・」 饅頭は意識を失い、人間の手の中で、寝息を立てた。 男は傷だらけのゆっくりを抱えたまま、道を行く。 「ならば果たそうか。俺とお前のために」 そして、少しの時間が流れる。 『極上のすっきりプレイス』 (作:二行) 充血した目、唾液を絶え間なく垂らす口。 そして常にいきりたつ生殖器。 それが、れいぱーの外面である。 内面といえば、それの口ぶりを聞けば、すぐに分かる。 「たまるわー」 「ねおきは、たまるわー」 「ひるまも、たまるわー」 「とかいはなあいで、すっきりしたいわー」 性欲の権化。 それ以上でも以下でもない。 れいぱーは往々にして、集団を作る。 群れとは呼べない。 ゆっくりにおける群れとは、定住を意味する。 強姦を目的として流れ歩くれいぱーには、当てはまらない。 むしろれいぱーにとっての群れとは、狩場を意味する。 れいぱーを見たゆっくりの大半は、恐怖で麻痺状態になる。 それをいいことに、無抵抗の生き物を襲い、情欲を満たす。 相手が黒ずんでも、交尾を止めない貪欲ぶり。 それどころか事後には、今日も崇高な行為を施したと胸を張るのである。 この世で最も、醜い生き物。 とはいえ、ゆっくりがいなければ、れいぱーは満たされない。 とある森の中を歩く5匹のれいぱーも、ここんとこ御無沙汰であった。 どいつもこいつも、例のアレを尖らせ、ぬらぬらした表情を浮かべている。 「とてつもなく、たまるわー」 「たまってるわー」 「どこかに、すてきなまむまむは、ないのかしら」 「まりさがいいわー」 「あにゃるでもいいわー」 まるで、ナメクジの行列であった。 美しい自然に囲まれた獣道をそれらが行く。 れいぱーが通った所だけ、唾液の跡がテラテラ光って伸びている。 「ねぇ、しってる?」 「なにかしら」 「このさきに、すっきりぷれいすがあるってこと」 「ほんと?」 「それも、ごくじょうの、すっきりぷれいすよ」 「くくく、くわしく、おしえなさいよ」 「なんでも、びゆっくりなまりさや、かわいいれいむが、たくさんいるそうよ」 「おちびちゃんは、いるのかしら?」 「もちろんよ」 「んほぉぉ。やっぱりすっきりは、おちびちゃんにかぎるわねぇぇ」 「まったく、とかいはね」 「お、おもっただけで、すっきりーしそうだわ」 「じゃ、いきましょう。このもりを、ぬけたさきよ」 「「「「「「すっきりーのひー。すっきりーのひー。すっきりーのひー」」」」」 「「「「「んーほーほー」」」」」 強姦饅頭が、ゆっくりのおうた(れいぱーVer)などを口ずさむ。 無防備で有頂天な生き物達。 周りに人間さえいれば、虐待も駆除も思いのままななのだろうが。 「これは・・・!」 木々を抜けた先には、緩やかに窪んだ草原が広がっていた。 背丈の短い草の上に、蝶が舞い、芋虫が這う。 当然、ゆっくり達もそれを追い、食んでいる。 れいむ・まりさ中心の平凡な群れだが、実にゆっくりしていた。 「いまどき、こんなとかいはなむれが、あったのね」 「すっきり、しほうだいだわ」 「さっそく、とかいはなあいを、そそいであげましょう」 「まって、どうせなら、みんなで、いっしょにいきましょう」 「じゃあ、んっほーの、ほ! でいくわよ」 「んっ」 5匹のれいぱーどもが、片あんよを傾斜の始まりに乗せる。 ゆっくり達がゆっくりしているところまでは、なだらかな坂。 このまま一斉に駆け下りれば、まさに奇襲という形になるだろう。 「ほーの」 集中力が高まる。 れいぱーの視線の先に、ぷりんぷりん揺れるまりさの尻。 期待が中身を駆け回り、カスタードが震えて震えて仕方がない。 「ほ!」 横一列に、飛び出した。 れいぱーの俊足に加え、下り坂を利用した逆落とし。 ゆっくりにしては、恐ろしい勢いだ。 「れいぱーだぁぁぁぁぁ!!!」 お決まりの叫び声と共に、逃げ去る紅黒饅頭。 どう見ても恐怖を表しているのだが、れいぱーにとっては、違う。 ようこそ、ゆっくりつかまえてね! としか聞こえていない。 「「「「とかいはねぇぇぇぇ!」」」」 「ゆんやぁぁぁ!」 「こっちこないでね!」 「「「「つんでれねぇぇぇ!」」」」 遂に、あんよを縺(もつ)れさせて、倒れこむゆっくりが出てきた。 もう恐怖で動けないのか、顔を地に付け草の間に隠し、ブルブル震えている。 結果、ことわざ通りに尻が突き出て揺れる結果となる。 誘っているようにしか見えない、最悪の愚行。 「「「「とかいはな、まむまむねぇぇぇぇ!」」」」 ゆっくりのまむまむは、割合いい加減に位置を変える。 臀部のやや下側に移動したその穴を、充血した瞳が捉えている。 ちょうど、れいぱー1匹に対し、1つづつ。 最初の犠牲者は、決まったようだ。 「「「「ずっぎりじまじょぉぉぉぉ!」」」」 興奮で断末魔のような声になっているれいぱー。 そのぺにぺにが、正確に標的へと突き立てられる。 まるで槍のようなそれが、今まさに、穴に触れようとする。 「いまよ!」 まむまむだけ晒していた生き物が、反転した。 襲われる寸前のゆっくり達は、顔をれいぱーに突き出す。 目をしっかり閉じて、口を大きく開けて。 勢いが止まらないぺにぺには、ゆっくりの口内に差し込まれる。 「「「「がちん!!!!」」」」 何か、とかいはじゃないことが起きている。 一瞬、そう思っただけで、状況をとっさに理解などしていない。 額と額がぶつかり、反動で仰け反る。 後頭部を地に打ちつけ、何か、甘ったるいものが、顔にかかる。 そうして、初めて事態に気付いた。 「「「「あ、ありすの、ぺにぺにがぁぁぁぁ!」」」」 噛み切られていた。 浴びたのは、傷口から噴き出した、返りカスタード。 自分の、最もとかいはな部分。 視線は、失われたそれを探す。 「「「「こーり、こーり、こーり」」」」 「「「「し、し、しあわせー!」」」」 食べている。自慢のぺにぺにを。 転がされている。いなかものの舌の上で。 消えていく。とかいはなあいに、欠かせないものが。 「が、が、がえぜぇ!」 れいぱーは跳ね起きようとしたが、叶わなかった。 動きを封じるほどの激痛が走ったのだ。 「うごかないほうが、いいよ」 少し離れた所にいたれいむが、そう言った。 声の方へ身をよじる。 見たものは紅饅頭と、傍らにいた同胞の姿。 それが、自らに起きていることを悟らせることになる。 れいむは、枝をくわえていた。 それを、ぺにぺにのあった傷に差し込む。 そのままぐっと下へ切り込みを入れた。 あんよが、上下に切り裂かれる。 御丁寧にも、さらに横一文字に切れ目が入れられる。 あんよに鮮やかな十字が描かれ、そこからカスタードがでろりと滲んだ。 作業は平等に行われたようだ。 周囲には、強姦魔の呻き声。 対照的に、明るい地元ゆっくりの声。 「ゆっくりさすがだね、れいむ!」 「あんよぎりをやらせたら、れいむがいちばん、ゆっくりしてるね!」 「ゆーん。てれるよ」 「ご、ごのいながもの! ありずのあんよを、もとにもどしなさい!」 「あなたなんか、ありすじゃないわ」 中身は確実に流出を続けているが、意識と視界は、まだはっきりしている。 そんなれいぱーの瞳に映ったのは、側に立つ、無傷の同胞の姿だった。 燃えるような目、湿った唇、怒張した生殖器。 どこをどう見ても、れいぱーなのに。 「おさ、ありがとう!」 「きょうも、あまあまがてにはいったよ!」 「れいぱーは、かってにはえてくるのぜ」 「まりさ、おちびちゃんを、よんできてちょうだい」 「わかったのぜ!」 1匹だけ群れのゆっくりに慕われて、長扱いまで受けている。 長の足元にいるれいぱーには、何がなんだか分からなかった。 「ど、どういうことなの・・・」 「そうね。 おちびちゃんがくるまで、ゆっくりりかいしてもらおうかしら。 まずは、どうして、あなたたちは、かりにしっぱいしたのか」 「かりじゃないわ、ありすは、とかいはな・・・」 長れいぱーが、抗弁するものの額を静かに踏む。 あんよの十字傷から、じっくりとカスタードが流れ出す。 「れいぱーのくせに、ありすって、いわないでくれるかしら」 「わ、わ、わかったわ。れいぱーは、れいぱーです・・・」 あんよと額が離れる。 生命の流出も、ほんの少しだけ、弱まった。 「ねぇ、なんで、ゆっくりはれいぱーに、かてないのかしら?」 「それは、れいぱーが、とかいはだからよ」 「・・・きいたありすが、おばかだったわね。 あのね。ゆっくりは、れいぱーがこわいのよ。 それこそ、れみりゃや、ふらんとおなじくらいにね」 「そんな」 「しらなかったの? やっぱり、いなかものね」 「おさ。おちびちゃんたちを、つれてきたのぜ!」 「ありがと。さぁみんな、むーしゃむーしゃ、しなさい」 「ゆわーい!」 「おしゃ、ありぎゃと!」 小さいゆっくりが、思い思いに跳ねる。結構な数だ。 子れいむ、子まりさ、子ありすまでいる。 それらは、横たわっている各れいぱーに、群がった。 特に傷付きあんよの周りに、雑然とした列を作る。 「それでは、みんな、なかよく」 「「「「「「「「「「いーちゃぢゃーきみゃーす!」」」」」」」」」」 「ちゅーぱ、ちゅーぱ」 「しあわしぇー!」 傷口から流れる甘いカスタード。 それを、子ゆっくりが吸っていく。 幼体だけあって、すぐにダルマ型になって満腹にはなる。 ただ、数が多い。 見る見るれいぱーが、萎んでいく。 「やめでぇ! かすたーどざんを、すわないでぇ!」 「おしゃー、れいぴゃーが、なにかいっちぇりゅよ?」 「きにしないでいいわ。いっぱい、むーしゃむーしゃしなさい。 あと、ここにいるれいぱーは、まだたべちゃだめよ」 「はーい!」 「な、なにをしてるの?」 「むーしゃむーしゃしてるだけよ。あなたも、するでしょ? それともれいぱーは、すっきりーさえできれば、いいのかしら?」 「い、いなかものなこといわないで。れいぱーも、ゆっくりなのよ」 「そうね。れいぱーは、じっさい、れみりゃたちとはちがうわ。 ほとんどありすたちとかわらない、ただの、ゆっくり」 「ただの・・・」 「そのことを、ほとんどのゆっくりは、しらないだけ。 だから、ないて、わめいて、にげまどう。 でも、ここのゆっくりたちは、ちがうわ」 もう、れいぱー達の苦悶は聞こえなかった。 長と対しているもの以外は、致死量を吸われて痙攣している。 「ありすが、おしえたの?」 「そうね。でも、ありすも、おしえてもらったのよ。 とかいはな、おにーさんにね。 そして、こうもいってくれたわ。 れいぱーがこわいなら、めをつぶればいい。 そのまま、ぺにぺにを、かんじゃいなさいって」 「そのけっかが・・・」 「これね」 「おさー。そろそろまりさたちも、むーしゃむーしゃするのぜ」 「あら、ごめんなさい。 それではおかあさんたちも、むーしゃむーしゃしていってね!!!」 「いーただーきまーす!!!」 ただ1匹残ったれいぱーは、思わず目をそむけた。 同胞が、八つ裂きにされている様など、見たくはないものだ。 ましてやそれが、いなかもののエサになっている様など。 「れ、れ、れいぱーは、どうなるの?」 「めいんでぃっしゅね」 「ずるい、ずるいわよ。 どうしてありすだけ、れいぱーなのに、おさなの?」 「それは、じつに、かんたんなことよ」 長は、誰がどう見ても、れいぱーの顔をしていた。 そんな面の皮が、醜悪な表情をしたまま、下に落ちていく。 つまり、マスク。 仮面の下からは、気品溢れるありすの顔が現れる。 れいぱーの面は乾いた音を立てて、草の上に転がった。 作り物の額とぺにぺにが面全体を支えて、ゆらゆら揺れている。 しかしいつしかバランスが崩れて、その裏地が露わになった。 仮面の下は、くすんだ赤。所々に、僅かな穴。 「これって、まさか」 「そうよ。 れいぱーをたくさんつぶして、おかざりをあつめたの。 それをかためて、あなたたちのいなかづらをつけて、かんせい。 このぺにぺになんか、ぷらすちっくさんとは、おもえないでしょ?」 「にんげんさんに、つくってもらったの?」 「そうよ。さっきいった、とかいはな、おにーさん。 なにがとかいはって、おかざりで、おめんさんをつくるってとこね。 ありすなら、つけたり、はずしたり、じゆうにできるの。 それに、かすかに、れいぱーのししゅうがするのよ・・・」 長ありすが、微笑んでみせる。 れいぱーはもう、ただ、耐えているだけだ。 「このおめんさんをかぶれば、ありすは、れいぱーになれるのよ。 おかげでここに、あなたたちを、ごあんないできたわ」 「あなた、もりのなかから、いたのね」 「あら。れいぱーにしては、ほんのすこしだけ、とかいはね。 でも、あっさりとあまあまになっちゃうんだから。 とんだ、いなかものね」 「あまあま・・・?」 れいぱーは、話に夢中になっていて、気付かなかった。 自分の近い将来のことを。 自分ににじり寄ってくる、ゆっくり達の吐息を。 「おさ。そろそろ・・・」 「ええ、またせたわね」 「ありす! どうして、こんなことするの! ありすも、ありすなのよ!」 長ありすは、れいぱーに顔を近づける。 そしてあっというまに、まぶたの薄皮だけを、噛み千切った。 「んぎぃ!」 「れいぱーは、ありすじゃないわ。 でも、みんなは、ありすを、れいぱーという。 そのせいで、どれだけ、ありすたちが、ありすたちが」 「ありすは・・・」 「れいぱーよばわりされた、ありすたちの、うらみ。 れいぱーにかいゆをつぶされた、おにーさんたちの、うらみ」 「れいぱーは・・・」 「はらさせてもらうわ、ゆっくりとね」 だぜまりさが、口火を切って、れいぱーの頬を噛み切る。 それから、次々と、歯という歯が、身という身を削り取っていく。 「どがいはぁぁぁ! どがいはぁぁぁ!」 絶望は甘味を増し、れいぱーはさらに、丹念に食われていく。 中枢餡をいきなり食らう馬鹿はいない。 まるで蟻の捕食を早回しで見るかのように、じわじわとれいぱーが消えていく。 長ありすは、れいぱーが生きたまま食われる光景を、眺めていた。 その表情は、この上なく、晴ればれとしている。 もし今、このありすを食べたとしても、不味くて食えたものじゃないだろう。 ふと、満ち足りた顔で寝ている、自分の子供へ視線を移す。 こう末路と頻繁に向き合えば、子ありすがれいぱーになることはない。 あとは、仮面の使い方を教えるだけだ。 ちょっと目線を外しただけで、れいぱーの片目はなくなっていた。 せめて、断末魔を奏でる口だけは最後にして欲しいと、ありすは考えている。 長ありすは、如何なるゆっくりも到達し得ない程の、ゆっくりを味わっている。 ありすには、理解できない。 どうして、れいぱーはすっきりーなどという、些細な悦楽を求めるのか。 長ありすが味わっているのは、黒く、熱く、甘い、最高の快楽。 自分達を追い詰めた元凶・れいぱーに対する制裁。 しかも、自らを傷付けたものと同じ、れいむ・まりさ種を使って。 それは人間の言葉でいえば、復讐、と呼ぶ快楽だ。 この群れには、定期的にれいぱーが訪れる。 ゆっくり達は、その度、あまあまを味わう恩恵を得る。 まさに、最高のゆっくりプレイス。 そして長ありすは、その度、復讐がなされる様を味わい、酔う。 まさに、極上のすっきりプレイスなのだ。 (終) 【過去作】 ふたば系ゆっくりいじめ 594 プラネット・ゆース ふたば系ゆっくりいじめ 560 なずーりんに祝福を ふたば系ゆっくりいじめ 497 DYC ふたば系ゆっくりいじめ 453 空から降る100万のぷくー ふたば系ゆっくりいじめ 428 はげの行進 絵 ふたば系ゆっくりいじめ 402 れいむ・マスト・ダイ(後編) ふたば系ゆっくりいじめ 379 れいむ・マスト・ダイ(前編) nue009 「ブラックペーパー・チャイルド」 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る これは、良作 -- 2013-04-13 11 16 29 善作だーーーーいい話だーーーーいい暇潰しになったーーーー作者に乾杯 -- 2012-07-24 16 52 36 面白い! -- 2011-07-16 22 31 13 ↓お前…どんなに面白いSSでもラストにれいむまりさが助かってたらつまらないのか。 どういう価値観してんだ?可哀相な奴。 -- 2011-03-08 17 50 54 まりさ・れいむが助かったらつまらんよ -- 2011-03-08 13 11 57 まさに極上のすっきりプレイスだなw 面白かったよー! -- 2010-10-20 09 05 58 まりさ「れいぱーは、かってにはえてくるのぜ」 …この発想はスゴイ!! -- 2010-07-21 08 10 49 面白かったです -- 2010-07-13 20 03 32
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2602.html
空が赤く染まるころ、ぴょこぴょこと竹藪の中をはねる一匹のゆっくりがいた。 黒髪にちょこんと、丸っこくて白いふわふわしているうさ耳を生やしたゆっくり、『ゆっくりてい』である。 「うっさうさ~♪」 ていは狡賢く、いたずら好きなゆっくりだ。 嘘や演技は当然のこと、酷いときには落とし穴と組み合わせて他のゆっくりを落とすこともある。 そして騙されたゆっくりをみて、その滑稽さを笑うのだ。 「おかーさん、ただいまうさ!」 「おちびちゃん! おそとはあぶないうさ! もっとゆっくりせずにかえってくるうさ!!!」 「ゆっくりごめんなさいうさ……」 「わかればいいうさ。はやくいっしょにごはんをたべるうさ」 このていは母親と二匹で住んでいる、完全な母子家庭。 父親は幼い頃に亡くしていたし、他の姉妹はすでに巣立っていた。 二人きりの食卓に、幸せそうな声が響く。 「「むーしゃむーしゃ、しあわせ~うさっ♪」」 ◇ ◇ ◇ 今回は、てい虐めである。だが、ていを捕獲してはいけない。 なぜなら今回は、小さな群れを丸々一つ利用したものだからだ。 「というわけで俺はいま、キャンプをしています!」 「うぅ~? だれにむかっていってるんだどぉ?」 「おいおいれみりゃ、そこは空気を読むところだろ? なあいくさん!」 「およよ、いくはくうきのよめるおんなです」 ちなみに俺の周りには、なんやかんやで五匹ほどゆっくりがついてきている。 みんな割と楽しそうにキャンプ―――もとい、野生生活をしてくれているようでなによりだ。 「まあ、せいぜい楽しむがいいさ。……鬼井山がテントを貸してくれるなんて、これで最後かもしれないんだからな」 ちなみにテントは二人用であるため、ゆっくりは何匹か野宿になる。 数日続くのだが、たぶんだいじょうぶだろ。どれも元々野生だし。 「うー♪ きょうはおにーさんといっしょにねるどぉー☆」 「いや、お前夜型だから見張り役だろ。野犬でも来たら教えてくれ」 「いやだどぉー! ひとりはゆっくりできないんだどぉー!!!」 「わがまま言ってはいけません。めっ!」 「うぁっ!! ……うぅー、たまにはゆっくりしたいどぉ……」 そう呟きつつ、いかにも泣きそうな顔でとぼとぼさっていくれみりゃ。今日は割と素直である。 ……仕方がないから頭をなでてやった。この前、ちょっと虐めすぎたしな。 「まあ、俺はいくさんと一緒に寝るがな」 「うぅー!?」 冗談だ。……冗談だよ? ◇ ◇ ◇ 「うっさっさ♪ きょうもいたずらするうさ♪」 朝になり、今日もていは元気よく遊びに出かける。いつも通りの毎日。 ていはどんないたずらをするかは考えていなかったが、とりあえずいたずらすることだけは決めていた。 またありすにただの小石を "ほーせき" として渡してもよいし、まりさに適当な方向を教えてそこに果物があると言ってもいい。 ぱちゅりーはていの嘘に最近引っ掛からなくなってきたからやめよう。 そんなことを思いながら、群れの近くをぐるぐると回っていた。 ちなみに、ていは子供を作るといたずらをしなくなる。というより、いたずらをしていては必要なごはんが集めれないのだ。 いたずらはていにとってゆっくりできるもの、当然だがいたずらをしなければゆっくりできなくなる。 そのためていは親になる個体が少なく、それがていを希少種たらしめる要因の一つにもなっていた。 あるいみ、ずっと子供でいたがる種族といえるのかもしれない。 「……うさ?」 ふと、ていは緑色の茂みの奥から目立つピンク色の何かを見つける。 この距離だと、なんだかよくわからない。 好奇心旺盛なていは、ゆっくりとそちらに近づいていく。 「そろーりうさ……そろーりうさ……」 ピンク色の何かは、突然動いたり止まったりを繰り返していた。 けれどそんなに早く動いてなかったから、ゆっくり落ち着いて行けば大丈夫そうである。 もっと、もっと近づいてゆく。 「そろーりうさ……そろーりうさ……」 「そろーりだどぉー……そろーりだどぉー……」 何か声が聞こえるが、何なのだろう? そこまで来たとき、ていは自分が追っていたものの正体がわかった。 ピンク色の靴だ。 なぜか群れの方へと向かっている。 靴というものは知っている。にんげんさんが履くものだ。 ということは、にんげんさんなのだろうか? その靴がはっきり見える位置に来たていは、ゆっくりと視線を上げた。 「……うー?」 ちょうど向こうも気づいたのか、二匹の視線が交差する。 「―――れ、れみりゃうさぁぁぁ!!!」 「うわぁぁぁ!? みつかったんだどぉぉぉ!?!」 ていは叫びながられみりゃを追い越し、一目散に群れへと駆けもどって行った。 後ろで何か叫び声が聞こえるような気もするが、気にしてはいられない。 れみりゃぐらいなら、今群れにいる大人たちで追い払えるはずだ。 「うさぁぁぁ!! たいへん! たいへんうさっ!!!」 「むきゅっ!? てい、どうしたの? ゆっくりしてないわよ?」 群れに戻ったていが最初に出会ったのは、運がいいことに長であるぱちゅりーだった。 赤ゆっくりの世話をしていた長はていの必死な形相を見てちょっと引いたが、とりあえず事情を聞いてみる。 「れみりゃ、れみりゃうさ! れみりゃがやってきたうさ!!」 「むきゅっ!? それはたいへんね! おちびちゃんたち、ゆっくりおうちにはいりなさい!」 「ゆっくちりかいちたよ!!!」 「おねーちゃん、れみりゃってきょわいの?」 「そううさ! と~ってもこわいゆっくりうさ!!」 「れいみゅこわいのいやぁ……」 次々と赤ゆっくりが長の家へと避難していく。 そこにゆっくりとした様子は全くない。まさしく非常事態だ。 そしてその間に、ていの叫び声を聞いた大人たちが集まってきた。 「ぱちゅりー、いったいどうしたの?」 「むきゅ。ていがさっき、れみりゃがきたっておしえてくれたの」 「いなかもののれみりゃはゆっくりできないわ!」 「ゆっ! みんなでおいはらいにいくよ!」 「そのとおりね! てい、あんないしてちょうだい!」 「わかったうさっ! こっちうさ!」 群れのゆっくりを誘導するため、ていは先頭で急ぎ跳ねていく。 しかし、ていがれみりゃを見かけた場所にはもう誰もいなかった。 「……たぶん、もっとおくうさ」 仕方なくさらに進んでいくのだが、このとき大人たちはていが本当のことを言っているのか、ゆっくりと疑問に思い始める。 だいぶ進んだのに、れみりゃどころかほかのゆっくりの姿も見えないのだ。ていを追いかけていたらすぐにすれ違うはずなのに、それもない。 それに、ていは嘘つきだ。前にも『たいへんうさ! れみりゃがきたうさ!』と言われて騙されたこともある。 もちろん、ていも何となくおかしいとは思っていた。 確かに出会ったはずなのに自信がどんどんなくなっていき、内心では不安と混乱が渦巻いている。 「むきゅー……。てい、れみりゃはどこなの?」 「こっちうさ! たぶん、もっとむこううさ!」 ていは先ほどからそう言っているが、何の証拠もないのもまずかった。 命からがら逃げてきたのなら傷の一つくらいあってもいいのに、それもない。 そもそも一人だと、大人だってれみりゃから逃げるのは難しいのだ。 だから大人たちがその結論に達したのは、たとえゆっくりの餡子脳と言えでも当然の結果だろう。 「……ていはうそつきなんだねー! わかるよー!」 最初に切り出したのは、ちぇんだった。 次の瞬間、周りの大人たちも一気にていを責め立てる。 「ゆゆっ!? うそだったんだね! うそはゆっくりできないよ!!!」 「う、うさ? ちがううさ! ほんとうさ!」 「じゃあ "しょうこ" をみせるんだぜ! ないならうそなんだぜ!」 「しんじてほしいうさ! れみりゃはいたうさ!」 「それいじょういうと、さすがにとかいはのありすもおこるわよ?」 「ほんと……うさ……」 大人たちに一斉に攻められるのは、子供のていにはとても恐ろしい。 その大きな体と大きな声は、小さなていには持ちえないもの。 ていは返す言葉もなく、完全に委縮してしまう。 だがそこに、ぱちゅりーが助け船を出してくれた。 「みんなおちつくのよ! まだていはこどもなんだから、ゆるしてあげましょう?」 ―――もちろん、ていのことは全く信じていなかったが。 「…………」 (……ほんとうさ。しんじてほしいうさ) ていのその思いは、言わなければ伝わらない。 それなのに、言ったところで信じてくれない。 無情にも、大人たちは『ていが嘘をついた』ということを事実として決定した。 「…………」 「ゆゆっ! そういえば、かりのとちゅうだったんだぜ!」 「むきゅ。おちびちゃんたちがまっているわ!」 「ゆっ! そういえばそろそろ "てぃーたいむ" ね!」 「いそいでかえるんだねー! わかるよー!」 長であるぱちゅりーがゆるすというのなら、何の問題もないというのだろう。 大人たちに油を売ってる暇などない。 それぞれ自分の用事を思い出して去っていく。 「ぷんぷん! ぜんぜんゆっくりできなかったよ!」 「もううそはつかないでね! めいわくだよ!」 「れみりゃがいなかっただけよかったじゃない。むきゅん」 ていと『ていが嘘をついた』という事実だけが、その場にぽつんと残されてしまった。 ◇ ◇ ◇ 『――だから、ていはうそをいってないうさ! しんじてほしいうさ!』 『……おちびちゃんはゆっくりしているうさ。だからしんじるうさ』 『ありがとううさ……しんじてくれたのは、おかーさんだけうさ……』 「泣かせるね……いい親子愛じゃないか」 電池式のランタンを点けたテントの中。 俺はいま、盗聴器を通してあのていの会話を聞いていた。 というか見つからない位置にいる以上、こうして盗聴するぐらいしか向こうの様子を知る方法がないのだ。 やはりと思うかもしれないが、あのれみりゃは我が家のれみりゃである。 れいりゃ曰く『ぎゃお~! たーべちゃうぞー♪』と言いながら出る予定らしかったのだが、群れの近くに行く途中で見つかったらしい。 まあ結果オーライだ。うん、結果オーライ。 そのまま誰にも見られないようにこっちに戻って来るよう指示して、人工的なオオカミ少年のできあがりというわけだ。 「やっぱ、本当のことを言っても信じてもらえないのは辛いよな―――けどさ」 人間の感覚情報は8割以上が視覚だという。 つまり、この虐待は俺にとって8割以上がないようなもの。 ぶっちゃけ、俺、あんま楽しくない。 「早くネタばらしに入らないかなー」 まるでぐずる子供のように地面をゴロゴロと転がる俺。 でもビニール越しに石が当たるからすぐやめた。こんど家でやろう、うん。 「それならおにーさんも、ゆっくり "きゃんぷ" をたのしめばいいんだどぉ~♪」 「うぉっ! いつのまに中に入ってきた!? ……しかしまあ、それも一理あるか」 何もすることがないならキャンプを楽しめばいい。 たしかに筋は通ってる。れみりゃのくせになまいきな。 「―――お前に正しいことを言われるのは何か気に食わん。なあれみりゃ、なでなでと明日のぷっでぃ~ん抜き、どっちがいい?」 「うー♪ そんなのなでなでにきまってるんだどぉー♪」 「よし、言ったな? 後悔すんなよ?」 俺はさっそくれみりゃの頭をなでてやることに。 なでなで。 「うぅー☆」 なでなで。 「うぁー♪」 なでなで。 「うー……」 なでなで。 「うぅー! なでなではもういいどぉ!」 なでなで。 「ううぅー!? あついどぉ! やめてほしいどぉ!!」 なでなで。 「うわぁぁぁ!?! あたまがぉぉぉ!!!」 なでなで。 ◇ ◇ ◇ れみりゃにであってから一週間後、ていは群れの嫌われ者になっていた。 れいむも、まりさも、ありすも、ちぇんも、ぱちゅりーも。 大人から子供まで、ていは嫌われてしまっていた。 友達だったゆっくりも、いたずらにつきあうどころか話すらしてくれない。 「……なんで、ていをしんじてくれないうさ」 本当に、れみりゃにであった。 本当に、木の上から降りてきたふらんに襲われた。 本当に、ゆゆこが吸いこもうとしてきた。 本当に、れてぃが食べようとしてきた。 どれも命からがら群れまで逃げてきたのに。 群れに帰ってくるまで、すぐそこにいたはずなのに。 群れの仲間から返される言葉は、つらいものだった。 『ふらんはれみりゃよりゆっくりしてないのよ! にげられないわ!!』 『ゆゆこはすぐにすいこむんだよー! わかってねー!!!』 『ゆ? こんなにあついのに、れてぃがいるわけないでしょ? ばかなの? しぬの?』 言われてみればその通りだけれど、嘘ではないのだからていにはどうしようもない。 そのうち、ていは襲われても何も言わなくなっていた。そうすれば、嘘つきだと言われないから。 それどころか家に閉じこもってしまい、外で遊ぶこともなかった。 ていにとって、唯一の味方は "おかーさん" だけである。 ていのせいで肩身が狭い思いをしているにもかかわらず、ていの言うことを全て信じてくれていた。 まさしく、母親の鏡のようなゆっくりだ。 時々おかーさんは、ていをじっと見つめるときがある。 その視線はやさしいような、かなしいような……ていには良くわからないものだった。 人はその視線を哀れみというのだが、ゆっくりであるていに知る由はない。 「ゆっくりかえったうさ! さっそくごはんにするうさ!」 「わかったうさ。……おかーさん、いつもありがとううさ」 それでも、ていは幸せだった。 外ではあそべなくなったけれども、毎日おかーさんと一緒に食事ができる。 それだけで十分幸せだった。 「ゆっくりくろまく~♪」 幸せ、だったのに。 「……うさ?」 ていは、目の前でおかーさんがれてぃの舌にからめとられる様子を、呆然と見ていただけだった。 そしてていと同じ白いうさ耳が外に消えたかと思うと、長い静寂。 それが意味するところは一つしかない。 たべられた。 おかーさんが、たべられた。 ていの餡子はその情報を処理しきれない。処理をしたがらない。 こんなつらい現実を、認めたくなかった。 「…………」 どのくらい時がたったのだろう。それは須臾か永遠か。 再びおうちの中に、れてぃの長い舌が入りこんできた。 硬直してまったく動けなかったていは、簡単にれてぃの舌がからめ取る。 (……もういいうさ) ここ最近いろいろな出来事が多すぎて、ていの心は摩耗していたのだろう。 それは潔いくらいのあきらめ。 ていはむしろ、母親と同じところに行けるなら本望とも思えた。 口に入るその一瞬。 群れがあった場所にていが見たのは、捕食種のカーニバル。 れみりゃが長のパチュリーを襲い、ふらんが友達だったありすとまりさを串刺しにしている。 そこらじゅうでおうちの入り口が壊されているのは、れてぃがみんな食べたからなのか。 どこかでゆゆこが吸い込む音も聞こえるため、生き残るゆっくりは一匹もいないだろう。 皮肉にもその光景は、ていが嘘をついていないという完璧な証明であった。 ◇ ◇ ◇ 俺は夕日に照らされながら、キャンプの後片付けを終えていた。 明日からまた仕事だ。そう考えるとちょっとうつである。 でも、昔の偉大なる誰かさんは『忙しいから休日はありがたい』と言っていた。 そうだ、仕事があるだけましじゃないか。ワーカーホリック日本人だからこそ、休日はありがたいのだ。 ……休暇取ってる自分が言うことじゃないけど。 「お、戻ってきたか」 いくさんを除いた四匹が戻ってきた。 心なしかゆゆことれてぃの顔が満足げだ。いつも満足に食べさせてやれないでごめんな。 「それで、あいつはどうした?」 「くろまく~!」 れてぃが口から一匹のゆっくりを吐きだした。 例のていである。 ちょっと融けているのはご愛敬だろう。 「う、うさ……」 「よっ! 大丈夫か? 俺はお前に会いたくて待ち遠しかったから、こうして会えてうれしいよ」 「……うさっ!? な、なんでにんげんさんがいるうさ!」 「れてぃに連れてこさせたんだ。後ろ見てみろ」 その時後ろを向いたていの顔は、――割と良い顔だった。 今まで自分が見かけた捕食種が全てここにいるのだ。 群れのみんなに言っていたゆっくりが、全てここにいるのだ。 何を思っているかは知らないけれども、死ぬかも知れない恐怖に顔をゆがませているよりはよっぽど良い表情である。 「さて。いくさん、ちょっとこいつ持っててくれ」 「およよ。べとべとしますわ」 ていは何の抵抗も見せないまま、いくさんにあっさりと抱えられた。 ……しかし何だろう。良い表情が見えた後なのに、なぜかちょっと嫌な予感がするんだが。 「んーじゃあ、まずためしに。ていが見た捕食種は、全部このおにーさんが操っていました。どう思いますか?」 「……そううさか」 「おや? 俺のせいで群れのみんなから嫌われたり、おかーさんが食べられたりしたが、恨んでないのか?」 「……おかーさんをたべたのはゆるせないうさ。でも、もうどうでもいいうさ。ころすなりうさぎなべにするなり、すきにするがいいうさ」 「あっはっは、そうか。……こいつ、達観しやがったな」 まあいいか。もう一つの方に期待させてもらおう。 「じゃあ、おかーさんにもう一度会えるとしたら?」 「―――うさ?」 ◇ ◇ ◇ ていは、目の前のにんげんさんが何を言い出したのかわからなかった。 おかーさんに会えるとしたら会いたい。でも、どうしてここでそれを訊くのか。 あの時れてぃに食べられたのだ。生きているわけが……? 「れてぃ、もう一匹も頼む」 「ゆっくりくろまく~!」 レティの口から、黒髪に丸っこいうさ耳を生やしたゆっくりが現れる。 毎日見てたその姿は、間違えようがない。おかーさんだ。 そうだ、ゆっくり思い出せば、ていもこうやってここに出てきたはず。 ということは、そこにいるのは死体ではなく――― 「……おかー、さん?」 「はぁ? なにいってるうさ?」 ……え? 「ていにこどもはいないうさ。まったくしつれいうさね!」 ていは、おかーさんのこどもだよ? なんで、おかーさんはそんなこというの? 「いや、実はこいつ、俺が飼ってるていなんだ。お前のおかーさんじゃないの。わかるか?」 違う。そんなことはない。 だって、ていはおかーさんのことを見間違えるわけがない。 あそこにいるのは、おかーさんだ。 「まったく、あたまがわるいうさね。ていはおかーさんじゃないうさ。 バカなの? しぬの?」 「俺が入れ替えておいたんだ。ゆっくりりかいしてね!!!」 そんなばかな。 ていは、おかーさんをよく知っている。 優しいおかーさんを知っている。 ちょっとぐらい似ているからって、あんな性格じゃない。 「いや、そこはていの特性……演技能力だよ。ほら、よく嘘ついたり、演技でだましたりするだろ? あれといっしょさ」 「―――おちびちゃん、だいじょうぶうさ? いたくないうさ? とけているところをぺーろぺーろしてあげるうさ」 そこにいたのは、紛れもない "おかーさん" だった。 ていのことを子供じゃないといったゆっくりが、 "おかーさん" になった。 いつも優しくて、甘やかしてくれて、心配性な。 でも、あのゆっくりは "おかーさん" じゃなくて……あれ? 「こいつの演技はすごかっただろう? いたずらということで協力的だったのが良かったよ」 「うっさっさ。ずっとみすぼらしいゆっくりのふりはつかれたうさ」 おかーさんはみすぼらしくなんかない。 おかーさんはお前よりずっと素敵だった。 おかーさんは、確かにいたのだ。 「ああ、ちなみにお前の "おかーさん" は死んでるから」 「う~♪ でりしゃすだったどぉ~☆」 「……うそうさ」 「お?」 「うそうさっっっ!!!!!」 おかーさんは、生きている。 きっと生きてる。 だから、言わなければいけない。 それは嘘だ。 「ああそうだ。嘘だよ。―――そう言えば満足か?」 「いまならていのことを "おかーさん" とよんでもいいうさよ? げらげらげら!!!」 「うっさぁぁぁ!!! ちがううさ! おまえなんておかーさんじゃないうさ!!! うそうさ! ぜんぶうそうさ!!!」 「おいおい、酷いな。仮にもここ数日の "おかーさん" だろう?」 「こんなゲスはおかーさんじゃないうさ!!! ていせいするうさ!! うそうさっ! うそうさぁぁぁ!!!」 ていは一生賢明体を動かした。 ここを抜け出して、あの目の前にいるにんげんとゲスを殺さなければ。 そうしなければ、気が収まりそうになかった。 そのとき、ゲスがじっとこちらを見ていることに気づく。 そう、あれはおうちの中でも見た顔だ。 やさしいような、かなしいような…… ―――何もできないだろうと、思ってる目だ。 「うっざぁぁぁぁぁ!!!」 一生懸命体をひねる。 ふざけるな。何が何もできないだ。 殺してやる。 ゲスであるお前を殺してやる。 「ああ、ちなみにこれ、お前のおかーさんの餡子な? 余ってたからやるよ」 にんげんが黒い何かを出してくるが、そんなのはどうでもいい。 おかーさんは生きてる。 ぜったいに生きてるんだ…… 「うぞうざっ! おがーざんはぜったいにいぎているうざっ!!!」 「そんなに泣いていても説得力ないな。……もう死んでるって、わかってるんだろ?」 「ていならゆっくりいきているうさ! うっさっさ!」 「うっ、うぞうざ……ぜっだいに……」 「もういいぞ、自分に嘘はつかなくていい。――あとはゆっくりしろ」 「フィーバー!」 その時。 バチィッ! という音とともに、ていの視界は真っ暗に包まれた。 ◇ ◇ ◇ 「どうだ? いくさん」 「いくはくうきのよめる、おんなです」 「いや、それじゃ解らないんだが……」 ピクピクと動いているため、まあ生きているのだろう。よしよし。 ゆっくりは感電しても死ににくい。なぜなら餡子を吐く前に意識を失うため、内部の餡子が焦げなければ死なないのだ。 「いやしかし、今回の主演女優賞は間違いなくお前だよ、てい。あの演技は素晴らしかった」 「……そううさか」 ていの声は、子供のていを騙していた時のような元気が全くない。 さっきまでの生き生きとした表情がうそのようだ。 「おいおい、俺は褒めてるんだぞ? ―――本当の子供を、見事に騙せたんだからな」 俺がそう言うと、何かのタガが外れたのか、ていはぽろぽろと泣き出した。 さすがに母であるというべきか、子供と違ってうるさくない。 「うっ、うざっ……うざぁ……」 「さて、約束は守るぞ。約束通りお前とこの子供は生かしておこう。よかったな」 「うっうっうっ……うざっ……」 そう、俺はこいつに協力してもらった。 もしあのていに計画をばらすことがあれば、群れごと殺してやると脅しておいて。 最後に自分の子供を騙せなければ、同じように殺すとも。 これだけ捕食主がいたのが幸いしたらしい。割と素直に聞いてくれた。 この大きなていだって、母親になる前は一人前の嘘つきだったはずだ。 子供を助けるためならば、あのくらいの演技はできるということか。 母親の執念、恐れ入る。 「ああそれと、ここにつけておいた盗聴器は回収させてもらうな。……お前は見えないだろうけれど」 「……おちびぢゃんごめんうざ……おがーざんはおぢびぢゃんのこど、だいずきうざ……」 「まあ、まだ生きてるんだ。チャンスは残ってるって。 ――それじゃあ、いくさん!」 「フィーバー!」 バチィッ! 「うざっ……」 そして母親のていも、苦悶の表情で気絶した。 気絶しても苦しんでいるとは。 身を削って産んだ我が子を否定したのは、それほど辛かったのだろう。 ……いや、逆に我が子に否定されたことの方が辛かったのかもしれない。 「さて、全部終わったし帰るか。……どうしたれみりゃ?」 「なんでおっきいほうをもってるんだどぉー?」 「この母親か? とりあえず適当なところで置いていくつもりだ。 あの子供は気絶したまま置いとくが……まあ、運が良ければ死なないさ」 ◇ ◇ ◇ 家に帰ってから、今回録音した音声を編集している時にふと思った。 あのていの親子が生き延び、再び出会ったらどうなるのだろう。 母親は喜んで子供に声をかけるだろう。それは間違いない。 だが、子供の方はどうなのか…… 相手が "おかーさん" だと認めるのだろうか? 怒りに身を任せて殺そうとするのだろうか? 俺は本当の母親は死んでいると思いこませたかったが、うまくいったのだろうか。 それだけはちょっと気がかりだ。 まあ、何にしても一つだけ解ることがある。 自分がおかーさんと言ったって、一度騙された相手を完全に信用するわけがない。 ……いくら言ったところで、次に出会った時には信じてくれないだろうさ。 あとがき 一日に一作ペースは無理があった。 とりあえず、まずは『B級ホラーとひと夏の恋』以上の作品が作れるように修業します。 SSの基礎から勉強し直すよ…… 前に書いたもの ゆっくりいじめ系2744 B級ホラーとひと夏の恋 ゆっくりいじめ系2754 ゆっくりできないおみずさん ゆっくりいじめ系2756 ゆっくり障害物競走? ゆっくりいじめ系2762 れみりゃはメイド長 ゆっくりいじめ小ネタ517 見えない恐怖 このSSに感想をつける
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2019.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 966 れいぱー化の理由/コメントログ」 そーなのかー -- 2010-07-14 22 57 19 とある虫を思い出しました -- 2010-07-21 18 15 16
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/244.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 55 ゆっくり経済白書/コメントログ」 計算能力と論理的思考能力は別物か -- 2010-08-18 22 46 34 らんと言えども所詮はゆっくり -- 2010-09-23 17 45 35 経験を次回に活かせれば、良い群れが出来そうだ 次回は無いだろうが -- 2010-12-29 18 24 24 なんで育つことを考えてないんだろう?と思ったら、そうかそう言う事だったのか作者にやられたぜb -- 2012-12-11 14 03 26 なぜこの群れは希少種が多いんだというか どぼじてかぐやがいるのぉぉぉ -- 2013-03-31 07 02 37 さーせん↓かぐやじゃなくてさくやだ 何故めーりんと番にダブルこうまかん -- 2013-03-31 07 05 14
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1341.html
散歩した冬の日に 25KB ギャグ 野良ゆ 都会 借ります ゆっくりぬるいじめ 皆さんは、ビルなどに取り付けられている排気口をご存知だろうか。 いや、正確に言えば、そこから吐き出される空気の事を。 エアコン、空調設備なんてものは文字通り、室内の空気を入れ替えるためのものだ。 当然そこに至る過程として、外から空気の取り込み、そして中から空気の排出が必要となる。 途中機械による温度の変更や、それに類するものも含まれるのだろうが、それは今語る必要はないだろう。 それ自体は何の変哲も無い事実だ。ケチをつけるつもりも無い。 私だって現代人、エアコンという文明の利器に頼った経験がある。あれは素晴らしい物だ。 ただ、それは「中」からの話。 「外」側からとなると、少々都合が違ってくる。 これは、私の完全に個人的な経験から来ている話なのだが。 とある夏の日。 道を歩いていたとする。そう、ビルの間に挟まれたような小さい路地裏だ。 そこでふと見ると、右か左、どちらでも良いがどちらかのビルに排気口がこれ見よがしに取り付けられているのだ。 別に障害物となるわけではない。気に病むほどの事は無く、ただ通り過ぎれば良いだけ。 歩を進め、排気口を通り過ぎようとしたその時、 むわっ。 吹き付けられる風、と言うか空気の塊。 何とも言えない微臭。 そして何より、糞暑い中、それなりに溜まっていた苛つきを更に煽るような生暖かさ。 私は破壊衝動を高め、そこら辺にいるゆっくりを踏み潰しながら、往く、もしくは帰る。 排気口から流れ出す空気とは、かくもその様な悪意に満ち溢れた代物なのだ。 まったくもって救い難い。地球温暖化とかより先にこの問題を解決してもらいたいものである。 今のは夏の話だったが、冬もこの生暖かい風は絶賛稼動中だったりする。 夏に比べればそれなりに邪魔ではないにしても、それでもやはりちょっと臭かったり、気持ち悪い。 そもそも暖まりたければどこか室内に移動して暖房の恩恵を被ればよいのだ。 多くの人間様は、こんなものに頼る必要性を持ち合わせていない。 やはり排気とは読んで字の通り、「排」される空「気」以外の何ものでもないのだ。 いろいろと長く語ってしまったが。 まぁ、何が言いたいかっつーと。 「おがぁしゃん……しゃぶいよぅ……」 「あっちゃかいところにいきちゃいよ……」 「まりしゃ……ゆっくりしたいぃ」 「ゆっく…ぶるぶるさん、とまってね……」 「だいじょうぶだよ、おちびちゃんたち……ここならあったかいから、おかーさんとゆっくりしようね……?」 その排気口から垂れ流される温風を、身を寄せ合いながら受けているゆっくりの一家を見つけたというだけなんだけどね。 散歩した冬の日に 漸く寒くなってきた最近。 とは言っても、気温の変化は緩やかとは感じ難かった。 季節の変わり目は急だと云うが、よもや風呂入ったら秋から冬だったでござる、なんて感想を抱くとは思ってもいなかったのだ。 それ程までに寒い。正直もう既に夏が恋しかったりする。 夜にもなると更に寒さは顕著となり、息を白くして道を歩く日々である。 厚めのコートにズボンを穿き、自動販売機であったか~いコーヒーを買いながら家へと帰る。 今日もそんな一日の筈だった。 目の前に居る饅頭一家という例外さえ除けば。 でかい親ゆっくりと思われる、れいむ種が一匹。 その側には様々なサイズの子ゆっくり、子れいむ、子まりさが纏わりついている。 大体片手で数えられる程度の数。 何処ででも見かけ、何処ででも死んでいる程オードソックスな一家だった。 「ほら、おちびちゃんたち!みんなでいっしょにくっつけば、もっとあったかいよ!」 「ゆ……ゆんしょ……ゆんしょ……」 「ちょっとだけあったかくなってきたよ……」 「ゆっきゅ……ゆっくり」 「でもまださむいよぉ……」 饅頭が押しくら饅頭してる。 なんの諧謔だろう。 「……おかーしゃん、おとーしゃんかえってくるのいつ?」 「ゆ……」 「おとーしゃんはやくかえってきてほしいよ……」 「あったかいおうちみつけてくるっていってたよ……」 「おいしいごはんしゃんに、あまあましゃんもとってくるって……」 「まいしゃたち、もうまちぇないよぉ!」 「ゆ、ゆ……もうちょっとのがまんだからね、まりさはもうすぐかえってくるから……」 「おかーしゃん、もうかえろうよぉ……」 「……だめなんだよ、おちびちゃん」 「どーしてぇ!?おかーしゃん、もうおうちかえろうよぉ!」 「れいむたちは、『いそうろう』だったから……。もうあそこは、れいむたちのおうちじゃないんだよ」 「でもぉ!ごめんなしゃいすれば、きっとありしゅおねーしゃんだって……!」 「……だめなんだよ」 ……………………。 「だから、まりさがもうすぐあたらしいおうちをみつけてくれるから、それまでがまんしようね……」 「れいむ、おかーさんをこまらせたらだめだよ…?おねーちゃんといっしょにがまんしようね……?」 「わかっちゃよ!まいしゃもがまんしゅる!おとーしゃん、もうしゅぐかえってくるもん!」 「ね、れいむ、いもうともがまんするっていってるよ?」 「……ゆ、わかっちゃよ、れいみゅ、がまんしゅる……!」 (……邪魔だなぁ……) 苦い温もりを含みながら、そんな事を考える。 この道は帰宅時における最短ルートなのだ。 今更迂回すると言うのは面倒だし、ゆっくりに遠慮してやる理由などこの広い宇宙を隈なく探しても見つからない。 よし。押し通るか。 決めた所で、再び歩を進める。 硬い靴底が床に当たり、その音は一家にも聞こえたようだ。 「ゆ!にんげんしゃん!」 真っ先に気付いたのは幼い子まりさ。 そこから親れいむ達が振り返り、それぞれ興味、警戒、そして恐怖の表情を浮かべている。 前者は末女辺りの子ゆっくり、後者は長女から親れいむ。 一応ゆっくりにも経験の差はあるということか。 「にんげんしゃん!ゆっきゅりしちぇいってね!!!」 「おねーしゃん、ゆっくり!!」 「ゆ、ゆっくりしていってね……?」 「……れいむ、まりさ……」 見るからに小さい子れいむ、子まりさの二匹(幼れいむ、幼まりさとでも呼ぼう)は物怖じせずに挨拶。 それよりも二周りほど大きい次女(だと思う)まりさは明らかに警戒している。 亜成体ほどの長女(だろう)れいむに至っては妹達を逃がせるように何かの算段をしているようだった。 さて、親れいむは。 「………………」 ………仮に、初対面の相手がいきなり目の前で地面と熱い接吻を交わしていたら、 その意図が何であるか多少の時間は要すると思う。 見紛う事無く平伏叩頭。 どう悪意的に解釈しても、土下座以外の何ものでもない。 あるいは辞書の範例になりそうな程の、「下手に出る」態度。 自尊心だけは地球上の何者にも負けないゆっくりというナマモノが、こうまでする意味。 このれいむが今までのゆん生でどれだけ辛酸を舐めたか、この行為だけで想像できた。 「おい」 とりあえず、声をかける。 出会っていきなり土下座されるような悪行を、私はまだしていないつもりだ。 びくりと震えるデカ饅頭。恐る恐るといった様子で顔を上げ、私を見る。 分かり易い、滑稽な程の、怯えが目の中に見て取れた。 「………れいむはどうなってもいいですから、おちびちゃんだけはたすけてあげてください……」 「は?」 「おちびちゃんたちはゆっくりしたいいこなんです、れいむがかわりになんでもしますから………」 おいおいちょっと待て。土下座の次は命乞いか。 何を言っているんだこいつは。 そんなに私は恐ろしく見えるのだろうか。 少し傷付いたような気がしないでもない。 「どうか、どうかおちびちゃんたちだけは……」 「いやちょっと待て」 「ゆ?」 「いきなりそんなこと言われても意味分からん。 とりあえず私にはあんた達を殺す気は無いよ」 「ゆ!?ほ、ほんとうですか!?」 うん。とりあえず今のところは。 口には出さずに首肯だけ返す。 「私は此処を通りたいだけ。あんた達が邪魔だったから声をかけたの」 「ゆっ……よかったよぉ……」 へなへなと、その場に崩れ落ちるかのように身体を弛緩させるれいむ。 だから邪魔なんだが。 人の言うことを聞いているのだろうかこいつは。 「ねぇ、私はここを通りたいだけって言ったよね?さっさと退いてくれない?」 「ゆっ、わ、わかりました」 おちびちゃん、と声をかけて道の脇にどくれいむ一家。 冷えたビルの壁に体が触れて「ちゅべたい……」と子れいむが漏らす。 だがそこから動こうとはしない。一家揃って直立不動、私の邪魔をする気は皆目無いようだ。 「………………」 道は空いた。 もう私はまっすぐにこの道を行けるだろう。 そこには何の障害も無い。 が、私の心には一抹の好奇心が発生しつつある。 その対象は、このれいむ一家。 冬のうらびれた路地裏に佇む、どう見ても凍死を目前に控えたこの哀れな饅頭たち。 これだけならば何処にでもいるそこらの野良と変わらない。 ―――――だが。 随分と、お行儀が良いじゃないか? いっそ場違いな程、このれいむ一家は礼儀正しい。 テンプレならばここらでゲスクズカスと三拍子揃った糞饅頭が出てくるはずなのに。 不思議なことにこの一家は、少なくとも人間を恐れ、逆らおうとはしないように見える。 ………なんでだろうね? 一度気になったからには聞いてみたくなるのが人の性分。 私もその範疇にはしっかりと含まれている。 ならば聞いてみようじゃないか。 「ねぇ、あんた達………」 「ゆ?」 「れいむたちは、あっちのほうからきたゆっくりなんだよ」 そう言いながら、闇夜のどこか一部分を示すように見るれいむ。 あっちの方って。分からんがな。 「そこにはたくさんゆっくりがいて、みんなできょうりょくしてくらしあってて……」 「れいむたちはそこのありすに、『いそうろう』させてもらってたの」 「でも、もうすぐふゆごもりだからって、こんなにたくさんのめんどうはみられないって……」 「だから……だがらぁ……れ、れいぶは、ばでぃざといっじょに、あだらじいおうぢをぉ……」 「あー分かった分かった、いいから泣かない」 今此処に至るまでの道程を噛み締めているのか、徐々に泣き声交じりになっていくれいむの話。 きっと饅頭なりに辛い事があったのだろう。果てなくどうでも良いが。 「で、そのまりさは何処に行ってるの?」 「まりさは……あたらしいおうちとごはんをみつけて、れいむたちのところにかえってくるって……」 「ふーん」 逃げたか。 もしくは本当に新しい住居を探しているのかもしれないが、現実はそう甘くは無い。 今もまりさはこの寒空の下、存在するかも分からない『おうち』を見つけようとしているのか。 「ところで、何でその、群れ?を追い出されたのか、良く分からないんだけど」 「ゆっ、それは……」 「働かなかったなら、それは分かる。 でもさ、あんた達は見たところ、怠け者っていう風にも見えない。なんで?」 「ゆゆっ、ゆっ……………」 「……………………ああ、成る程」 れいむの話を聞きながら、私は最近読んだ本に書かれていた内容を思い出す。 あれは―――確か、都市部に於けるゆっくりの行動学、だったか。 ―――ゆっくりにとって、冬とは即ち死の季節に他ならない。 飢えに倒れ、寒さに凍え、それを避けようと穴蔵に篭り、またそこで不慮の死を量産する。 年がら年中死に続けているゆっくりだが、冬とそのほかの季節では死亡率に差があるのだ。 これは野良、というよりも、むしろ野生のゆっくりがそうであると云えよう。 では野良ゆっくりはどうであるか。 驚くべきことに、野良ゆっくりの冬における死亡率は、他のそれを下回るのだ。 (ちなみに、それでも野生のゆっくりが1匹死ぬ間に野良ゆっくりは2~3倍ほど死んでいるのだが、事実は事実だ) 自然の摂理に逆らうかの如きこの現象は、大別して三つの理由から説明付けることが出来る。 一つ、寒さを凌げることの出来る場所の多さ。 街には、様々な所にゆっくりが隠れ住むことの出来るスペースを有している。 例を挙げれば、路地裏の目立たぬ一角、公園の隅、自動販売機の下、或いは公衆便所、或いは高架の下、etc。 加えて、段ボールでも確保できればそれ自体が即席の住処としても機能するのだ。 現に、この一家はひとまず寒さを凌ぐことに成功している。 本当にひとまず、ではあるが。野良ゆっくりにとって巣とは、「隠れ住める」という条件も必要になる。 一つ、ゆっくりの活動減少。 冬になれば、ゆっくりはその寒さから多くの行動を控えるようになる。 気軽に外へ出ようとはせずに、巣に篭りがちになる。 普段用も無く外出するゆっくりは、外敵(主に人間)との遭遇により命を落とすことが珍しくない。野良ゆっくりは更に顕著だ。 だが反面、冬にお決まりの飢えとはそれほど縁が無い。人間が出すゴミという食料のためだ。 野良ゆっくりは人前に姿を晒さなければ、安全に生を送れると言っても過言ではない。 もっとも、この一家はこの時期に巣を探し、あまつさえ人間に見つかってはいるが。 最後に一つ、これが最も大きい理由となる。 これは近年になって確認されてきた事項であるが…… 野良ゆっくりは、他ゆっくりとの相互間における協力度合いが、野生ゆっくりのそれとは比べ物にならないほど高い。 これは、野良ゆっくりの主な死亡原因、外敵の多さにそのまま起因する。 通常、ゆっくりとは自侭な性格で協調性がほぼ無い、という認識が一般的だろう。これは凡その所、正しいと言える。 しかし野良ゆっくりは苛酷な環境を生き抜くため、狡猾さという特長を備えた。即ち、他者を利用する事を。 例を挙げよう。 人間のゴミ捨て場を、10匹のゆっくりが窺っている。 目の前にはゆっくりからすればご馳走、宝の山。我慢しきれずに一匹のゆっくりが飛び出していった。 だが、残り9匹は動かない。凝と走る一匹の後ろ姿を見つめている。 それは何故か? 簡単である。 欲に駆られて飛び出せば、罠に掛かるかもしれない可能性を考慮したためだ。 9匹の危惧通りに現れた人間は、哀れなスケープゴートを踏みつけ、掴み、何処かへと連れて行く。 その隙を突いて、9匹はそこそこの量の獲物をきっちりと分け合った。 欲張れば諍いが起きる。そしてそれは時間を食う。いつ人間が戻ってくるか分からないのに、暢気に喧嘩?冗談ではない。 急がば回れ。慌てる乞食は貰いが少ないのだ。 かくの如し、ゆっくり達は他者を競争相手であり、撒き餌であり、盾であり、仲間と見た。 狡猾は一種の協調性と成し、それはある種の協力へと発展したのだ。 知っての通り、ゆっくりは弱い。一匹だけでは脆弱も極まるだろう。 だが多数のゆっくりが団結し、一つに纏まればその力も大きくなるのは自明の理。 野良ゆっくりは『情報』というものの価値に気付き、それを共有し始めたのだ。 直接の利害関係になくても、他者を知っているという事実は重要なことになる。 何故ならば、それは「知り合いがそこに居る」という事実自体が既に大切な情報だからだ。 もしも、知る筈の者が居なければ、そこに何らかの危険があったという可能性も考え得る。 他者の存在自体が、その場所の安全を確保しているという証明に他ならないのだ。 かくして、野良ゆっくり達は一種のコミュニティとも呼べる情報網を作り上げつつある。 これにより、保健所や加工所の野良ゆっくり狩りは、その効率を大きく引き下げることになるだろう。 コミュニティは、最低限度の能力を持つゆっくりさえ居れば、その数に正比例し拡大する――― と。 本の内容と現状をすり合わせるうちに、大体の話は掴めた。 コーヒーを一口飲む。少し冷めてきたな。 この家族、少なくとも親れいむか親まりさは、『最低限の能力を持つゆっくり』以下の、穀潰しだった様だ。 先述のように、ゆっくり間のコミュニティは最低限度の能力さえあればいくらでも大きくなる。 逆に言えば、その能力が無い奴、それどころか皆の足を引っ張るような無能者も居るということに他ならない。 これまでれいむ一家がコミュニティに属していられたのは、何らかの情けでもあったのだろう。 来る冬に備えて、口減らしとして切り捨てられるのは寧ろ当然といえる。 そしてれいむ一家の行儀の良さもなんとなく理解できた。 こいつらは、それ以外に能が無かったのだ。 居ても居なくてもどちらでも構わないが、人が良いからとりあえず邪魔にはならない。 そんな程度の存在。 頭を下げ、媚び、諂い、情けを恵んでもらう。 無能が無能なりに編み出した処世術だったのか。 成る程、れいむ一家が此処でこうして路頭に迷っているのは、当然の結果なのだ。 寒さに震えるのも、惨めな思いをするのも、全て自業自得に過ぎない。 それに、まだこの一家は幸せな方だろう―――寒さに震える、という行為自体を行えないゆっくりはそこらじゅうに居る。 「ゆ、おねえさ……」 「寄るな、臭い」 「ゆ、ごめんなさい……」 近寄ろうとしたれいむから距離を置く。 元から野良の身なりの上に、排気口の風をたっぷりと浴びたれいむ一家の臭気は少々耐え難いものがあった。 コーヒーの残りを流し込む。 もうこの一家に対する興味は薄れてきていた。 やはり、何処にでも居るありふれた野良ゆっくりでしかなかったのだ。 それがどれほど善良な個体だとしても。 多少、気の毒ではある。 だが私には何もしてやれないし、する気も無い。 そこまでする義理も情けも私は持ち合わせていない。 ―――もう、帰るか。 そう、足を踏み出そうとして、 「おねーしゃん」 「ん?」 幼まりさの呼びかけに、振り向いた。 何の用だ。 口には出さずとも、そう表情で問い質す。 幼まりさの顔には純粋な好奇心が見えた。 「おねーしゃん、そのごくごくしゃん、おいしい?」 「あ……? コーヒーの事?」 「ゆん、そのこーひーしゃん、おいしい?」 キラキラした瞳でそう訊いてくる幼まりさ。 その隣にいる幼れいむも、喋らずとも似たような態度だ。 「不味い。少なくともあんた達には。 それに私は、あんた達にあげる気は無いよ。もう無くなっちゃったし」 「ゆぅ」 「じゃんねんだね、まりしゃ」 しょんぼりする幼まりさ、そしてそれを慰める幼れいむ。 ……やけに諦めが良かった。 やはり野良の割には、性格が良い。 「……っお、おねえさん!」 再びれいむが私を呼ぶ。 さっきから何だ。 「おねえさんに、おねがいがあります!」 お願いとな。 ………嫌な予感がする。 褒めた途端にこれか。 「おねえさん、どうか―――」 もみあげでリボンの付け根辺りをまさぐるれいむ。 そうして取り出した先には、 「これで、おちびちゃんたちにぽかぽかさんをかってあげてください!」 それはどう見ても、千円札以外の何物でもなかった。 「……………ぁえ?」 我ながら、素っ頓狂な声が出た。 あれ? そこは「れいむ達を飼って下さい」じゃないのか? そうして分不相応な願いを以って、人間の怒りを逆撫でするのがゆっくりだと思――― 「っていやいやいや、れいむ、それは一体、何?」 「………ゆ?………おかね、だと、おもいます………」 尻切れトンボになっていくれいむの声。 いや、確かに合ってはいるんだが。それは紛う事なきお金だが。 「たまたまひろったけど……れいむはゆっくりだから、おかいものができないんです……」 それはそうだろう。 飲食店の野良ゆっくりに対する心証は、『悪い』どころでは済まされないものだ。 見つけ次第追い払い、酷い場合は(そしてそれが殆どだが)殺してしまう。 加えて、自動販売機なども――身長などの理由で――ゆっくりが使えるような代物ではない。 総合して、ゆっくりが持つ金銭など、猫に小判の喩えそのものと言って良い。 「おねえさんは、れいむたちのおはなしきいてくれたいいひとだから…… おねえさんならきっと、ぽかぽかさんをかってくれるとおもって………!」 ゆっくりが持って無意味なものでも、人間が持てば意味を持つ。 ならば、人間に頼んで買い物をして貰おうというのか。 それは、全く以って正しい。 「おねがいじばず!!おぢびぢゃんだぢに、どうかぽがぽがざんをがっであげでぐだざい!!! ほがのひどにはたのべないんでずぅ!!おでがいじばずぅぅ!!!」 再び土下座。それも滝のような涙を流して。 必死すぎる。 逆に言えば、それだけ追い詰められているということか。 「おでがいじばず……どうか、どう゛かぁ………」 冷えた道路は痛みさえ齎すだろうに、それでもれいむはぐりぐりと己の顔を擦り付けている。 「………あのさ、そこは普通、『れいむ達を飼って』とか、そんなんじゃないの? そうすればこんな場所に居る必要もないんだし……」 ピタリ、とれいむの動きが止まる。 そこから一際大きく、ブルルッ、と震えた。 「………れいむ゛たちは『のらゆっくり』だから゛、かっても゛らうなんてむ゛りなんです………」 「は?」 「ぱちゅりーも、ま゛りさも、おむかいのれいむも…… 『にんげんさんにかってもらう』っでいって、それで、ずっどゆっぐりしぢゃいまじだぁ」 「ほがにも、たくざん、たぐさん……『かいゆっくり』になろ゛うとして、ゆっぐりしちゃったゆっぐりが、いる゛っで。 ありずが、おじえでぐれまじたぁ」 「だがらぁ……どうか、おねがいじまず……おちびぢゃんに、ぽかぽかざんをぉ…… それだげでいい゛んでず、どうか、どう゛かぁ………!!」 「………………………………………は、ははっ」 思わず。 笑ってしまった。 自分達は野良ゆっくりだから、どう頑張っても飼いゆっくりにはなれない、か。 何匹も何匹も、そんな幻想を求めて死んでいった仲間を知っている、か。 だからそんな夢よりも、今はよりちっぽけなものに縋りつきたい、と言うのか。 ―――――このれいむ、弁えている。 素晴らしい。 全く素晴らしい。 これほど面白いゆっくりに会ったのは久しぶりだ。 拍手喝采を送りたいほどだ。 無能だから群れを追い出された? 馬鹿を言うな。 こいつらにはそんな事より大事な、己の分というものを知っている。 寧ろ野良でいさせることが惜しいほどだ。 「れいむ」 「ゆ゛、はい゛っ」 思えば何と不憫な連中だろう。 生まれる場所さえ違っていれば、きっとこの一家は幸せな一生を送れたはずなのだ。 それをどう間違えたか、こんな場所で、こんなに哀れに。 だから。 初めはそんな気など微塵も無かったのだが。 「その千円札、よこしなさい。 ………買ってきてあげる」 ここは一つ、情けをかけてやろうじゃないか。 「ゆ゛ぅ……よかった……よかったよぉ……!」 「おねーちゃん、ぽかぽかさんたのしみだねー」 「ねー」 そんな会話を離れて聞きつつ、私は自動販売機の前に立っていた。 手の中の千円札は薄汚れている。 だがまぁ、使えないほどではない。 れいむ達は「ぽかぽかさん」と言っていたか。 その要望を叶えるには、コーヒー……では不可だろう。 ゆっくりの舌には苦すぎて、とても飲めた物ではない。 相応しいとするならば、恐らくこれであろうか。 「あったか~い」と銘打たれている、つぶ餡入りお汁粉、120円。 一本で十分だろう。そういえば、釣銭をどうするか聞いていなかった。 ………頂いてしまおう。 他に、めぼしい物は……無し。 と、すれば決まりか。 指を伸ばしてボタンに触れ、 ―――――お決まりの落下音。 私は取り出し口から目的のものを取り、釣銭用のレバーを引く。 戻ってきたのは500円玉一枚に、100円玉が四枚。 900円だった。 「お待たせ」 「ゆわーい!!」 「ぽかぽかしゃんだー!!」 「ゆううぅぅぅ!!ありがとうございばず、ありがとうございばずぅ……!!」 戻ってきた私を迎えたのは、歓喜と感謝の声。 特にれいむは、三度目の土下座をするほど感極まっていた。 「おねーさん、それがぽかぽかさん?」 「ああ、そうだよ」 「おねーちゃん!ぽかぽかさんだってー!!」 「やったね、まりさ!!」 長女れいむと次女まりさも喜色満面、最初の警戒が嘘のようだ。 「おねーちゃん、ありがちょー!いっしょにゆっくちちようね!!」 「れいみゅも!!れいみゅもいっちょにゆっくちしゅる!!!」 「そうだね、一緒にゆっくりしようね」 適当に相槌を打つが、それでも幸せそうな満面の笑顔。 思えば最初から幼まりさと幼れいむは私に対して一切の警戒を抱かなかった。 「このごお゛んは、いっじょうわずればぜん!ありがとうございばずうぅ!!!」 「いいんだよ、そんな大層なものじゃないし」 れいむの金で私が買い物をしたと言うだけの話なのだから。 「ほら、あんた達。そこに並んで、口を空けて」 「ゆ?」 「今から私が飲ませてあげるから。 あんた達、手が無いでしょ?コレを噛み千切るってのは無理があると思うし」 「ゆ、そうだね!ありがとうおねえさん!ゆっくりひらくよ!!」 そのまま「ゆぁ~ん」と、一様にその大きな口を開けるれいむ一家。 少し苦笑してしまう。私が言い出さなかったら、どうするつもりだったのか。 まさかまた他の人間を捕まえて、開けてくれるように頼みでもする気だったのかもしれない。 出会って数分、たったそれだけの時間でこの一家は私をここまで信頼している。 もはや野良ゆっくりには見られなくなった気質。 おそらくこれが、本来の「ゆっくり」という奴なのだ。 返す返すも、このゆっくり達が不憫でならない。 こんな所で寒さに、飢えに苦しむのは彼女達にとって不幸でしかない。 出来得る事ならば、そんな目には遭わせたくなかった。 私と別れた後も、彼女たちは不幸でい続けるのだろう。 それを回避するには、どうしたら良いか。 だから私は、そっと、 ―――――ペットボトルのキャップを外し、中身のミネラルウォーターをぶち撒けた。 「ど、どぼ、どぼぢで」 今度こそ本当に帰ろうとした私を、れいむが呼び止める。 歯の根が合わず、ガチガチと鳴らすその姿は「暖かい」などと云うものからは無縁だろう。 ―――当然だ。頭から冷水を被って、濡れ鼠ならぬ濡れ饅頭になったのだから。 むしろ今すぐ凍死してしまわないのが不思議な程だ。 「お゛、お゛ね゛え゛ざん、どぼ、じで、ごんな゛、ごど」 息も絶え絶えに言葉を紡ぐれいむの側には、同じく4つの濡れ饅頭。 長女れいむと次女まりさはひたすら震えるだけの物体と成り果てている。 幼れいむと幼まりさは……水を掛けられたショックで逝った様だ。ピクリとも動かなかい。 「れ゛、れ゛いむ゛は、お゛ね゛えざんを」 「あのね、れいむ」 振り返りつつ、答えてやるとする。 きっとれいむは、何故私がこんな事をしたのか知りたいだろうから。 「どうしてこんな事をしたのか、ですって? 決まってるじゃない。簡単なことだよ」 「―――あんた達が可哀想だったから、情けをかけたのさ」 それに尽きる。 でなければ、どうして私がこんな事をするのだろうか。 この無能な家族は、野良には相応しくない善良なゆっくりだった。 そして野良らしく、惨めに苦しんでいた。 寒さに震え人に慄き、帰るかどうかも分からない父親を待っていた。 それを哀れと思うのに、不思議な点など何一つも無い。 仮に、私がれいむの為に餌を恵んでやったとする。 それは感謝されるだろう。つい先ほどまでのように。 だが、それで終わりだ。 後の彼女たちを待つのは、長い冬と、寒さと、飢えしかない。 それを見過ごせないのなら、いっそ本当に飼いゆっくりにしてやれば良いか。 生憎だが私は、そこまで優しくはない。 哀れだと思うから飼ってやる――とは、どうしても思えない。 れいむも弁えていたように、野良ゆっくりが飼われる事など、そう有り得る話ではないのだ。 では、どうするか。 その場限りの情けは無用。飼ってやる程の義理は持ち合わせていないとなると、何をすれば良いか。 幸いにも私は、その問いに対して一つの答えを持っている。 出来るだけ苦しまずに、死なせてやれば良い。 どうせこの先生きていても、野良ゆっくりに幸福など訪れない。 で、あるならば――すっぱりとその生を断ち切ってやるのも良いのではないか? そう、例えば、凍死とか。 濡れた身体とこの寒さは、容赦なく体温を奪っていく。 やがて感覚は麻痺し、寒さというものすら分からなくなって、ただ凍えるよりも簡単に、呆気なく、逝く。 じわじわと押し寄せる冬や、飢えや、あるいは人の暴力に晒されて死ぬよりも―――何倍もましな死に方だろう。 だから私はこの行動を選択した。 一日生かして残りを苦しみ抜かせるより、苦しみを味わわせる前に終わらせてあげた。 これこそ慈悲というものだ。 「まぁ、なんだ。あんた達」 涙も凍りついた、と言う表情のれいむに告げる。 「今回、って言うかさ、生まれつきが悪かったと思うんだ。 よりにもよって、野良ゆっくりの、れいむ、まりさ種とか」 れいむ達は、私の気持ちを理解しないだろう。 が、構わない。 『救い』には、こういう形もある。 「だからさ、来世――があるとすればだけど……… その時にはもうちょっと、ましなものに生まれてこよう、な?」 もう振り向かない。 私は家へと続く道を歩き始める。 れいむはもう、何も言わなかった。 帰り道を歩きながら、ふと思う。 ―――情けをくれてやったのは良いが、あれはゆっくりの死体という生ゴミを作り出す行為ではなかったか? しまった。 その事に考慮が全く行き届いていなかった。 個人的動機で、公共の場を汚すなどあってはならない事だ。 明日の朝は、ゆっくり酔うビニール袋でも持って行った方が良いかもしれない。 凍りかけの饅頭5個がそのままになっていたら、私がしっかりと回収しなければ。 自分で出したゴミは、自分で捨てる。当然の事だ。 そう思いながら、私は歩き続けた。 これは蛇足だが、歩いている途中にゆっくりの死体を見つけた。 ゆっくりまりさ、だったと思われるもの。 顔が潰され、帽子も無いのであくまで推測に過ぎないのだが。 大きさは、ちょうど先程のれいむと同じくらい。 点々と続いていた餡子から推測するに、こいつは私のもと来た道に向かっていたようだ。 まぁ、それがどうしたと言うことも無く。 私は気にせず、そのまま去った。 おわり * * * * * 話の構成的に駄文。 だけどゴミ箱に沈めるのも勿体無いので、こうして供養させました。 ゲスをぶっちめるのも良いけど善良なゆっくりを理不尽に絶望、蹂躙するのも素敵だと思うんだ。 お久しぶり。 色々忙しかったけど人心地ついてまたSS書きました。 ほら、これリハビリも兼ねてるから「つまらん」とか「善良に見せようと無理して装ってない?」とか叩かないでね! byテンタクルあき 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 2 散歩した春の日に ふたば系ゆっくりいじめ 3 ちょっと鴉が多い街のお話 ふたば系ゆっくりいじめ 22 伝説の超餡子戦士 ふたば系ゆっくりいじめ 38 とある野良ゆっくり達の話 ふたば系ゆっくりいじめ 46 散歩した5月の日に ふたば系ゆっくりいじめ 48 ゆうかにゃんと色々してみよう! ふたば系ゆっくりいじめ 128 れいむとまりさがだーい好き!! ふたば系ゆっくりいじめ 136 つむりはとってもゆっくりできるんだよ! ふたば系ゆっくりいじめ 324 散歩した秋の夜に ふたば系ゆっくりいじめ 372 新世代清掃工場 ふたば系ゆっくりいじめ 385 どうしてそう思ったの? ふたば系ゆっくりいじめ 386 最終地獄 テンタクルあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ↓はいはいニートニート -- 2016-01-31 10 50 22 内容も好きだが文章、というか文体も好きだ 良質なSSを読ませてもらいました。感謝 ただ冒頭の排気口の流れ、エアコンは熱交換だから内部の冷却に対して外部に熱排出がある それは分かっているような口ぶりだが、地球温暖化云々を言うなら冷房自体をやめろというに他ならず 無知なのかなんなのかよく分からない。 もっとも、このお姉さんがそうだというだけで作者はそういうキャラを描いただけだと思うが 冬場は暖房の熱交換で室外機は冷気を吐き出すんだけど、温風と言うことは ボイラーの廃熱とかの暖房機の排気なのかな? 無煙とは言え油の燃えた臭いは確かにキツイw -- 2012-12-30 16 17 56 120円のお汁粉買ったはずなのに、釣りが900円ってのに首をかしげたんだが。成る程。確かに水なら100円でかえるもんな。 -- 2011-09-08 06 03 51 でいぶのおぢびぢゃんがああああああああああ!! とか言う間もなく逝ったのかね? あ、それはゲスのセリフかw それにしてもこのおねえさん冷めてるなぁ・・・素敵だ -- 2011-08-27 02 51 00 >なぜわざわざ水掛けたんだこの人? おもしろいからでしょ 温かいあまあまが来ると思ってるところに冷水をぶっかけるなんて最高じゃないw 苦しまずに死なせたいとか言いながら虐待しちゃうところがまたおもしろいw -- 2011-05-26 05 27 14 苦しまずに死なせたいならサクッと潰してやればいいじゃないの もっと手軽で金もかからず何より自分の目的に沿った方法があるのに なぜわざわざ水掛けたんだこの人? -- 2011-05-24 00 30 16 これめっちゃおもしれえ!!パネェゆっくりできたよ!! 善良理不尽虐待は最高だね! まあこのSSのおねえさんは理不尽だとも虐待したとも思ってないけどね 筋が通っていないという意見もあるようだが饅頭に筋なんか通さなくていいよ むしろ理不尽だからこそ楽しいんだよ このSSでゆっくりできなかった人はおそらくゲス制裁が好きで 善良は幸せになってほしいタイプの人だろうと思うけど 善良理不尽虐待が大好きな人だっているし、どっちが偉いなんて事はないんだから お互いを尊重し合いましょうよ ただし愛では逝ってよし! 特に自分の考えたオリジナルゆっくりを過剰贔屓する奴は地獄行きな!! -- 2011-03-10 13 17 55 コメント欄にはあきれるばかりだな お前等はゆっくりを人と同等クラスに例えて話を読みすぎだ 意思を持って人語の話せる畜生以下の「物」として扱うのが普通だぞ? そしてそのクズが苦しんでる中、苦しみを終わらせる為に人間の時間を使う事が どれだけ慈悲深い事か考え直せ -- 2010-11-26 04 18 50 ナルシストに感じたなー ゆっくりから金巻き上げただけにしか見えない -- 2010-10-21 20 32 33 でも筋を通さない虐待お兄さんとか美学がない感じがして嫌だ -- 2010-09-11 15 58 05 いじめSSWikiなんてトコロで「自分は筋の通った事しかしない立派な人間」を主張するなんてカッコいいね! -- 2010-08-22 23 34 50 憐れな末路なゆっくりは心がなごむね。 -- 2010-08-20 15 37 57 まあ、ゲスじゃなかったから一発で殺してやればよかったんじゃないかと。 おもしろかったよ -- 2010-07-26 05 15 30 「これこそ慈悲というものだ」?「『救い』にはこういう形もある」? 自分で完結させた常識を他者に勝手に当てはめて命奪ってああいいことしたって、完全にナルシストのゲス人間の発想だなおい 虐待するなら自分の負の部分をまっすぐ見ることは必要なはずだ そうじゃなきゃただの気狂いの犯罪者となんら変わりない 虐待しといて自分の善人っぷりに酔ってるような人格は最低だと思う -- 2010-07-25 00 56 21 あまったおしるこさんはちぇんにちょうだいね わかってねー -- 2010-07-14 19 30 32 水をぶっかけるとか、このお姉さんとっても都会派ね。 -- 2010-06-30 09 43 48 お汁粉食べさせてやれよ。 「しあわせー」状態でうっとりしている間に、苦痛に無いように即死させてやれよ。 やってることが「持ち上げて➝落とす」タイプの虐待じゃん。 -- 2010-06-30 06 24 51 おねーさん素敵過ぎ -- 2010-06-27 01 01 04 こういうの好き。 -- 2010-06-11 04 47 10 ゲスゆっくりの話かと思ったらゲス人間の話かよ・・・ 情けをかけるならせめて汁粉かけてから殺せよ 貧乏人だから楽にしてあげる精神は優越感からくる侮蔑だ -- 2010-03-18 00 29 04